学術論文を無料で公開している海賊版サイト「Sci-Hub」の運営者へのインタビュー
多数の学術論文を無料で公開しているサイト「Sci-Hub」は、学術雑誌出版社大手のエルゼビアなどから訴訟を起こされています。
2020年12月にエルゼビアがインドのデリー高等裁判所に訴訟を起こした件を受け、インドのメディア「The Wire Science」のシッダールト・シン記者が、Sci-Hubの運営者でありカザフスタン出身の神経科学者、アレクサンドラ・エルバキアン氏にインタビューを敢行しています。
(中略)
シン:
著作権侵害を巡る一連の訴訟にもかかわらず、「Sci-Hubは海賊版サイトである」ということは広く認知されておらず、Sci-Hubを受け入れている学者さえいます。
このことについてどう思いますか?
エルバキアン:
今日、ほとんどの科学者は学術論文の出版システムを根本的に不当で搾取的であると見なしています。
このシステムの問題点は、論文は全て研究者の手によって執筆されるにもかかわらず、それを扱う出版社が地位と権力を利用して不当な利益を得ていることです。
Sci-Hubは研究に励む人々が得るべき報酬を不当に奪うことはなく、著作権侵害も行っていません。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
Gigazine 2021年05月05日 21時00分
https://gigazine.net/news/20210505-an-interview-with-sci-hub-alexandra-elbakyan/
引用元: ・【科学一般】学術論文を無料で公開している海賊版サイト「Sci-Hub」の運営者へのインタビュー [すらいむ★]
そのくせ執筆者と査読者への還元はほぼなしっていう
そらみんなarXiv化しようと動くわな
> 今日、ほとんどの科学者は学術論文の出版システムを根本的に不当で搾取的であると見なしています。
それほどでもない
まあ、儲けてるんだろうなとは思うけど
学者達がみんなで考えを改めて、学会を中心としたジャーナルで、
誰であっても自由にダウンロードして全文を読める形で公開された
論文だけを学問上の業績と見なす、と決めてそれを守れば良いだけ。
出版社がこれまで担ってきた、製版、印刷、流通、販売、広告の
機能は学会のWEBサーバーあるいは各国の政府機関の電子論文
データーベースで置換すれば良いだろう。
やらなければならないことは、論文の審査と、体裁のチェックと、
論文のサーバーあるいはデータベースへの登録だけだ。
それに、ジャーナルごとにバラバラのフォーマットを禁止して、基本的に
すべて統一のフォーマットにするべきだと思うね。
そうして論文には全世界で統一されたシリアルナンバーを付与する。
改訂があればそれも追えるようにしておく。
審査の結果の評価点なども公開すればなお良しだろう。
インパクトファクターだとかああいった出版社の営業目的に寄った
あるいは特定の国や研究分野にバイアスの掛かった民間の勝手な
数値を評価基準などにするなともいいたい。値段の高い雑誌が
良い雑誌という出版側の都合に沿っているのじゃないか?
>>7みたいな発言する人はよくわからん。正直、本当に査読論文書いてる人なのか?って疑念さえわく。
まず、論文の査読はほぼボランティアでやってるが、
その後の体裁チェックは給料をもらった出版社の職員がやってるわけで、
そこまで研究者が面倒みきれない。
出版社がやっている雑用的な業務はたくさんあるわけで。
それから、査読結果の評価点を公開?というのが、根本的によくわからない。
世の中いい加減な査読者はたくさんいるわけで、別に著者よりも査読者の方が研究者としてレベル高いわけじゃない。
査読っていうのは出版のための最低限の品質を保っているかをチェックするものであって、
その論文が優れているかどうかを判断するものじゃない。
現状で論文の価値は、(外形的には)掲載された論文誌のインパクトファクターや引用回数で判断されているわけで
それが良い方法だと言うわけじゃないが、
でも、たった2人か3人の査読者の評点によって判断することが、それよりも良い方法だとは全く思えない。
論文出した奴が金もらってるならまだわかるが
時々マイナーな雑誌が機関購読してないことあるんよ
これは便利!!!
ペーパーバックがあればまだましだが
ハードカバーしかない学術書とか貧乏学生にはきつい
マニアティスか懐かシス
昔は論文や本を複製する手段は、手で書き写す、フィルムにとって印画紙に焼く、
あるいはスライドフィルムを作って投影して読む、
本を壊さないとすれば印画紙を元にして青焼きを作る、などの方法があった。
そののち、ゼログラフィー(ゼロックス)が使えるようになり、。。。。
昔は大学に出入りする印刷業者が居て、需要のありそうな本を見繕って
注文を集めて、写真製版で模造書を作って販売してた。すると輸入書
よりも数分の一の値段で手には入るといって重宝してたが、それは
著者と元の出版社の許諾の無い海賊版なので、表立って売られることは
なかったけれども、なぜか古本屋に並んでたりしたな。
査読著名や疑問、追試結果や関連論文urlをコメ出来るようにしとけばいいのにね
学術用SNSって形もいいか
>>14
仕組みとしては既にあるんだよ
どこかで出版するつもりの、まだ査読を受けていない段階の論文を
プレプリントサーバーに上げることが一般的になりつつある
先着争いとかあるからね
正確には物理系ではかなり以前からそうで、医学生物系にも近年
その流れがやってきた
少なくとも生物系のbioRxivにはアップロードされた論文に
コメント付けられる仕組みがある
それとは別に、プレプリントにも出版論文にもコメント付けられる
PubPeerというサイトがある
捏造の指摘には多大な力を発揮している
完成版の論文読むにはお金が必要でも査読前の原稿は読める、という時代になりつつある
購読料は爆裂に値上がりしてるよね
いっそ全科学者が自分で論文をkindleなどで電子出版してしまったらどうなんだ。
審査なしの方が早く世界に広まるだろう。
>>17
>審査なしの方が早く世界に広まるだろう。
それは浅はかな考え
頭のおかしな人が「アインシュタインは間違っていた!」「進化論は間違っていた!」
みたいなこと書き連ねるブログが世の中にはたくさんあるが
それとプロの科学者が真面目に研究した結果との区別がつかなくなる
研究の質を担保するには査読制度は必要だし
きょうび研究者ですらすべての論文に目を通すことは不可能だから
重要な成果かどうか判断するために雑誌の権威は必要
>>17
>その会社自体が著作権侵害で訴訟の対象になるんじゃないのか。
出版するときに著作権について取り交わししてるはずだけど?
何言ってるんだお前は
どうなろうと体裁チェックと査読は要るだろう。将来は事前審査を
AIでやるかもしれないがな。
論文の内容やページ数や出来不出来もあるのに、ある特定のジャーナル
に載るか載らないか、そのジャーナルが平均として評判が良いか悪いか
ということで載った論文の価値付けがなされるのはおかしいだろ。
>>24
掲載された論文誌のインパクトファクターで論文の価値を測定するのはおかしい
ってのはみんな知っている。でも、じゃあ他に良い評価方法があるのかっていうとないわけで、
だから便宜的に使っているだけ。自分の専門以外の分野の論文の価値なんて、正直わからないからね。
ただ、その便宜的なものにはまってしまう人がいて、インパクトファクターと論文数が生き甲斐になってしまう人は結構いる。
っていうか、大抵の研究者は半分くらいその毒に冒されている。それが問題なのは確かだが、
だからって何か解決策があるわけじゃない。