【幹細胞】老化で減少した筋肉を再生させる方法が見つかる！？

老化で減少した筋肉を再生させる方法が見つかる

昔ムキムキだったスポーツ選手や、アクション俳優が年老いて衰えていく姿は誰にとってもショックです。

人はどれほど鍛え上げても、加齢とともに筋肉量が減少していきます。

しかし、この問題はもしかしたら近い将来なくなるかもしれません。

米国ソーク研究所（Salk Institute for Biological Studies）の研究チームは、幹細胞研究で使用される分子化合物を組み合わせて、加齢により減少する筋肉組織を再生させる方法を発見したと報告しています。

筋肉の減少するメカニズムや、それを再生する方法が明らかになれば、アスリートや高齢者にとって明るい未来が築けるようになるかもしれません。

この研究の詳細は、5月25日にオープンアクセスジャーナル『Nature Communications』に掲載されています。

（以下略、続きはソースでご確認下さい）

ナゾロジー　2021.06.01
https://nazology.net/archives/90115

ナゾロジーの本文を読む限り、老化による筋肉減少の回復に限定されない
骨折の治療や病気の治療で寝たきりになった筋肉も増やせるかもしれない
あるいは単に筋肉が増加するかもしれないので、筋肉をつけたい人には朗報かもしれない

ただし、この研究の山中因子によるWNT4のレベル低下が筋繊維の間のニッチに限定できず
うっかり全身に反映したりすると超男性になったりしてやばいかもしれない

from en.wikipedia
It(WNT4) promotes female sex development and represses male sex development.
Loss of function can have serious consequences, such as female to male sex reversal.

Wnt シグナルによる老化制御 塩島 一朗, 小室 一成
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/perspective_geriatrics_49_276.pdf

(本文最後) もいくつかの局面においては Wnt シグナルの活性化が細胞老化・個体老化を促進させる方向で機能しているものと思われる
C1qWnt 経路の選択的な阻害法の開発が，老化関連疾患の新しい治療法開発につながることが期待される．