ポスドク「使い捨て」、終身雇用もかなわず「大学」を去った若手講師の「孤独な戦い」
近年、深刻化しているのが、「ポスドク」問題だ。
博士号を取得した若手研究者のうち、6割が「任期付き」という不安定な有期雇用にある。
さらに、安定した終身雇用のポストへの採用は狭き門であり、「雇い止め」のような形で任期を終えた若手研究者が「使い捨て」されるケースも後をたたない。
「大学が若手を使い潰して捨てるようなことを繰り返しているので、日本のアカデミア(学術研究の環境)に見切りをつけることにしました」
そう話すのは、この3月まで、ある地方の私立大学で任期付きの専任講師として働いていた男性(30代)だ。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
弁護士ドットコム 2021年07月10日 09時37分
https://www.bengo4.com/c_18/n_13273/
引用元: ・【科学一般】ポスドク「使い捨て」、終身雇用もかなわず「大学」を去った若手講師の「孤独な戦い」 [すらいむ★]
20年前からこういうのは一般的になっていたと思うけど。
>>2
同意
使い捨てのバイト臭全開だった。 誰がも気が付いて、民間に流れた。
空気読めない奴や、本当に研究が好きな奴だけ残った。
日本の科学技術は民間企業以外もうダメだろ。
>>12
日本のどこの民間企業が科学技術が凄いんですかね?
日本企業なんて完全に死に体じゃん
ビッグテックの最先端技術は米中台湾が独占してる
その中に日本は存在しない
なんか一定数、自虐ネタ好きなやついるよね。
国立大の法人化が始まった2004年頃から加速した貴ガス。
20年前に大学法人化して予算削った
時が一番きついんじゃないのかな
あれは完全に国策失敗
>>90
>20年前に大学法人化して予算削った
>時が一番きついんじゃないのかな
運営交付金を毎年1%減額してるのも知らないってwww
大学も多すぎるし
狭い枠の獲得競争に勝った奴以外は違う道を選ぶなんてのは
アメリカは既存の大企業見切った若い研究者はベンチャー作ってる
今の若い子はそっちに向いている
成長分野のノウハウが身に付く会社に就職し起業を志す
しかしそこの会社が気に入って居着いてしまうのもあり
ブラック研究室と違って今の企業は超ホワイトだから
そうだよ。
一度、大学教員の統計を取って発表したら?学卒、国内大学院、外国大学院、
ポスドク歴、助教、講師、准教授、教授、再任教授とな。
これを分野別にな。途中で、採用されずに民間に流れるヤツものな。
問題は学歴ロンダリングの連中のキャリヤパスだろう。多くの悲劇は、
能力ない連中が大学に残るからだろう。能力があってもなかなか
上にはなれないことがその統計から分かるよ。逆に教員間の争の
隙間にうまく教授になるバカ教員もいるけど。いずれにせよ、学位を
取った後どうするかをはっきり決めて人生設計ができるよな。
マーケットが縮小するのに博士課程なんか行くのが馬鹿なんだよ
せっかく博士まで出たんなら就職なんかやめて起業だよ
中国もアメリカもそうやって最先端のベンチャー輩出してる
そういうエネルギーがある人が大学院にはいかんのよね
日本では
>>11
営業ができないやつは起業は無理。
本人が世の中に非常に必要とされるスキルを持っていたとしても、海千山千に騙されるのがオチ。
唯一、うまくいくパターンは営業ができて信頼できる人間がたまたま見つかった場合のみ。幼なじみとかな。
ポスドクから上がれる奴なんてごく少数。本当に狭き門だよ
例えばインド哲学の博士号なんて何処をどうやっても潰しの効きようが無さすぎて笑うわ
本人以上に無能な教授連中が定年延長で居残ってるから
大学から開発の仕事をもらうとか、やり方はいろいろありそう
敗者が潰れるようになるとその分野は枯れるぞ
>大学から開発の仕事をもらうとか
そんな資金に恵まれている大学とか、大学の研究室はそんなにないよ。
むしろ大学の研究室の方が外部資金をとれとれと言われて尻を叩かれていて、
そうやって集めた金を、金をとれとれという側の大学の経営陣がオーバーヘッド
といってとりあげる仕組みだから。
アメリカの大学は、学長の最も重要な仕事は、企業等を回って寄付を集めて
来ることで、それが肝心なんだけれども、日本の大学の学長や理事長がそんな
ことしているなどの話はまるで聞かないからな。
明治から戦後に至るまで、助手や助教は一生助手のままであるのが当然で、
助手から教授になるキャリアパスなんて想定されていなかった
初職から助教授か講師に採用されたエリートだけが、そのまま教授に昇進するシステム
その認識を壊したのが、1960~1970年代の学生運動だった訳で、
そのせいで助手がそのまま昇進してポストを埋めてしまった
要するに、助手をそのまま年功序列で昇進させるシステムは、
日本でも元々存在しなかった
1970年代後半~1990年代後半に就職した世代だけ助手を優遇してしまって、
下の世代のポストがなくなってしまった
>>29
湯川秀樹は?旧制大学で副手は助手の下の役職
Wikipediaでの記事
1929年(昭和4年)、京都帝国大学理学部物理学科卒業。同大学玉城嘉十郎研究室の副手となる。1932年(昭和7年)、京都帝国大学講師。
上の人達がたくさん死んだ時代だったからな。
>>29
>明治から戦後に至るまで、助手や助教は一生助手のままであるのが当然で、
そこでまさかの「助教」www
>助手から教授になるキャリアパスなんて想定されていなかった
明治に「キャリアパス」なんてものは確立してないんだが、牧野富太郎とかガン無視かwww
>初職から助教授か講師に採用されたエリートだけが、そのまま教授に昇進するシステム
駅弁の実態しかしらない半可通が、旧帝大の助手から駅弁の助教授とかになってそのまま教授ってのを勘違いしてるのかな?
>その認識を壊したのが、1960~1970年代の学生運動だった訳で、
最盛期でもたった1年程度の影響しかなかった学生運動が、10年ずっと続いてたことになってんのか、お前の中では
>1970年代後半~1990年代後半に就職した世代だけ助手を優遇してしまって、
w
たのしい?
うまくやっていける。民間に就職しても上手くやって行けなさそうな人は大学にいてもダメな
場合が多い。たった一人で研究できて成果があげられるって分野以外は結局人間関係なんだよね。
今も配偶者が安定した職についているので何とかなってるって人も結構いるんじゃないか?
痩せたソクラテス
大学院が充実していない世代の処遇
「博士と助手」の評価が逆転したのも、団塊~バブル世代の20年間だけ
いまは助手も非正規化してポスドクと変わらなくなった
わかってたならさっさとやめるべき
これはまじで自己責任。
サッカーでやっとプロになっても通用しないやつと同じやで
夢見てもしょうがない
競争社会なんだからな
教授会vs学生運動の成果を、団塊やバブル世代が享受しておいて、
自分は下の世代を弾圧して教授会の権限を振り回すようになった
学術的な競争なんてのは世間に対する言い訳に過ぎない
成果を挙げたら干された人なんていっぱいいるよ
分かります
北大 北大院のヤツは結局、脱落して、開業医になった。
京大 東大院のヤツは今は東大教授になってる。
それを形だけ真似て大失敗したのが今の姿ですわ。
「日本で成功する夢」を持った人を騙してこき使う外国人研修制度の研究室版
あっちは悪徳業者がやってる事だけどこっちはそれなりに名誉のある法人が
やってる時点でたちが悪い
絶対に行ってはいけない場所
まだ行くバカがいるのか
国立理系大学院卒の博士て私大の非常勤講師はスッポンの下をいく泥亀だよ
しかも、いつ契約を解除されるかわからない不安定な身分
どう見てもおかしい
というか、いらないから切られたんだろ。
必要なら切られない。
契約がどうたらとか、
訴えたりとか、
そんな人間は要らないよね。
多分民間企業でも必要とされないゴミ人間。
思考パターンが、どのように組織に役に立つかじゃなくて、自分の権利を視聴すると言うことに集中している。
戦前は無給の副手というのがあって、いまだと研究生に相当するのかな?
ポツダム助手ということばがあって、敗戦直後に助手として有給で採用された
人達を揶揄するような意味合いで使われたと思う(つまり戦前戦中の体制の
ままならば、給料などでないはずの立場の人達のことを馬鹿にしていう意味)。
4割が拾われてるなら、そう狭き門でも無い。
優秀と言えるような奴はほぼ必ず拾われる。
残りはどんぐりの背比べだ。
俺もそうだったけれど、どんぐりどもは、
いつも転身先を考えておかないとね。
本来、博士課程に行く人間はどんぐりじゃないんだよ……。
どんぐりの巣になっちゃってる時点で国としておかしいんだよ……。
ポスドクとして数年やれていたなら、
初対面の人とも専門的な討論が出来て、
英語で論文書いたりプレゼンしたりできて、
その気になればプログラミングでも実験技術でも難関資格でも
習得することが出来る、スキルフルな人間なんだけれどね。
多くの企業は、実はスキルフルな人間を求めていない、という。
有能な部下は上司の無能をすぐに暴いてしまうからな。
給料も福利厚生も良くなって、家族と一緒に悠々自適の生活してる
研究が金にならなきゃ、任期切れでおしまい
国プロのポスドクだったけど
国の研究機関の選択肢もあったけど
今は民間で研究職してる。大正解だったわ
事務も融通が効くし、
論文、論文考えなくても良いのが良い
それに給与が段違いだし、福利厚生も良い
まあ、この辺は就職先次第かもだけど
株式市場があるから科学技術や研究開発の発達発展進歩進化が出来ないのだ!
>日本のアカデミア(学術研究の環境)に見切りをつけることにしました
だったら海外で勝負すればよかったじゃん
海外の厳しい環境で勝ち抜く自信もなく
日本のヌルい環境の既得権に入れてもらえなかったと愚痴ってるだけかよ
院生の頃は確かに日本でも研究できた
でもそれは研究するラボを自由に選べたから
日本のポスドクは院生が集まらないラボが募集する
企業でも給料に似合わず戦力外だから要らないし
大学の現職教員だって出て行くところがないから今のポジションを死守するし
なんつーか日本の教育全体が戦力外なんだよ
修士卒の時点でその気があれば普通に一流企業に就職できた連中が、
年収300万のポスドクで5年10年、間が悪ければ行き先が無くなって無職。
本人は自己責任と納得してはいても、才ある者が無駄な事に人生を
費やしたというのは、経済的には損失なんだろう。
テクニシャンだけだろ その辺の予算構成を変えた方がいい
残ってるって事は、そういう事
大学が経営のために博士号を乱発しすぎただけ
博士号の人にまともな雇用が無いのは
大学の博士号の粗製乱造が原因だ
半分以上は才能ないのに職に、しがみ付いてるだけ
人生設計まちがえて泣いても本人のせいよね
東大出身だと「日本でも別に研究できるじゃん」と錯覚してしまい、
海外に出るタイミングを逃してしまう
私大や地方大は出身者のコネでがっちり固められてる
そうなると価値が暴落する。しかも基本的に修了年限
以内に学位を出すようになった。それ以前は博士課程
だけでも5年間や10年間かけてしかもポスドク制度無
しで無給でバイトしながら頑張って、やっと出るか
というような様子だったが、そうではなくなった。
すると、以前の制度で苦労して博士号をとった人の
博士号も(乱発されたので)価値が暴落してしまい、
苦労が実らなくなった。需要と供給の関係は、供給が
需要を越えると急に品物の価値が下がるように、供給
を増やすと、価値が下がるんだ。しかも国内で博士号
が必須なのは、大学の教員になる場合ぐらいだろう。
さらに、論文博士制度も基本的に廃止にしようと
している・廃止にした、のでずいぶん昔のように、
学部あるいは修士を出てすぐに助手になり、研究を
積み重ねて博士号をとって、それから講師なり助教授
なり教授なりに上がって行くという経済的に便利な
道は塞がれたのだといえる。
どこの世界でも研究者の終身雇用枠とか限られていると思う。
アメリカでもみんな必死だったぞ。
うちの大学は任期制に反対勢力が多くて導入されてない。結果として周りは何にも仕事しない高齢研究者の溜まり場。研究出来る環境ではない。
任期制の大学がうらやましいぞ。
凄いと思います。
地方私大出て旧帝の大学院へ。博士課程、研究員で通算12年在籍。博士号
その間、ほぼ仕送り受ける。
そして私大の任期付き講師2年目で、給料は40万も届かないらしい。
男性、未婚。(身内の話)
出来る理系は
医学部行くことが
最適解
日本以外なら研究者の待遇が良い
企業に入る 入ってからまたは
研究室から直接起業することが
最適解
発表出来る機会があれば、別に大学でなくてもいいんでしょ?
Youtuberみたいなもんだね
理系は研究施設が必要なのよ
研究し続けるための設備や費用は誰が出してくれるんだ?
さらに2010年頃からの5年雇うと正社員みたいなルールのせいで、切ることを前提とした門戸となっている。
あと10年もすれば現役大学教員でも生首を切られるようになるだろう。
なんせ入学者数の減少がこの先20年続くことが確定しているからね。
科学技術立国を目指すなら、ひたすら頭数を増やすべきなのだが、まるで逆。技術国からの脱落は確定だね。
ポスドクの人は 技術 YouTuber や技術書籍を書いて印税で稼ぐ方が良いよ。
定年が5年延びたのも原因だよね
公務員の定年直前だから、本来なら消えるべき老害に法外な高給を支払い、
前途ある有能な若い教員のイスが消えた
老害1匹処分したら若手5人のイスができて
ポスドク問題も消えるんじゃない?
もとを正せば、定年が伸びたのは年金問題であって、
厚労省のバカ共のせいな訳だが
大学のお金の使い道は、教授会で決める
教授会と名前がついてるけど、たいていの大学では教授と准教授には参加資格がある
つまり、教授と准教授が話し合いでお金の使い道を決める
助教やポスドクは、その話し合いの中に居ない
で、たいていは「お金かかるので、助教雇うのは止めましょう」という結論になる
ただの奴隷制度だと思う
団塊やバブル世代の助手がなぜ生き残れたかというと、
文部省(文科省)が大学の設置基準として、教授・助教授・助手が揃ったラボを前提としたから
独法化で各大学が自由になると、教授会のメンバーでない助手を減らして
予算を流用するようになった
貴重な若い時代を搾取されるということね
文系はともかく理系はなんとかだるだろ
企業に売り込んだりビジネス始められるような成果あったら
ポスドク切られる事もないし、そもそもそんな成果上げるポスドク
なんて理系であっても万に一つでしょ
形になる成果を出そうとすると、全力で足を引っ張られる
笹井氏が年俸制導入で勝ち組になるところを、文系役人に全力で足を引っ張られて殺された
無能しかいられねぇんだよ
あえて言うなら他人を潰すことに有能かもな
嫌な思い出しかねぇ
>企業に売り込んだりビジネス始められるような成果あったら
>ポスドク切られる事もないし
自分で何をするか決められる立場では無くて言われたことをせっせと
やり遂げるだけの奴隷(ピペドなど)だとすれば、
他の人に置き換えられたとしてもその他の人がやり遂げさせられるだけ。
そのような”作業”を経験・担当しただけだとすれば、企業に売り込む
だなんて思い上がったことを考えられるような立場なんかじゃないだろう。
せいぜい産業スパイの真似して、外国に日本でやっていたことを
聞き出すために採用されて、すべてを吐き出したらポイされるのがオチ
なのでは。
そういった先生はもとはアメリカのNIHなどにポスドクで行っていて
アメリカから日本に戻って来た人だったりする。
NIHなどの人海戦術のパワーを知っていてそれを真似したいけれども
昔は日本では定員法の縛りがあってそれができない。そこで任期制が
是非必要と主張したと思う。要するに人的資源を食い荒らして使い
捨てにできれば利益が得られるから。
企業で喩えるなら、景気が良いときには人を大勢幾らでも雇用できて、
不況になったら好きなだけ自由に首を切れたら良いというのと同じ。
それでもそういうところに行く人間が居る限りやれてしまう。
そのような使い捨てにしている実態を知ったら避けるのが良。
研究を選ぶ人が減って国の将来はどうなるんやろね
衰退国らしい話や
ポスドクって超ニッチな職人みたいなもんだしなー
活かせる道を探るのが仕事まである。
基本有能なのだから助手で食い繋げる世界にしたいが、そこも狭い。
文系のいない研究者だけの巨大企業を作りたい
>>113
捨扶持でもいいから、呼び戻せる場所においておくべきだよなー。
この時代、職探しが何より難しい。
せっかくのスキルを捨ててよくわからん仕事をするのは勿体無い
卒業・修了したら海外に飛び立ちましょうなどとやっているが、
要するに国内には職が少ないから、一種の棄民として外国に
棄ててその先のことは関係無いということにするんだと思う。
進学率、就職率は、当該大学・大学院から次のところに行くまでの
話だけが統計として集められて、その先が100人居る博士村
になっていても関係無いから。
義務づければ、T社で使い潰して(たとえばおおかた3ヶ月位で退職をしても)統計上は、
「卒業後の就職率は、今ならなんとおどろきの100%です」(棒読み)
「えっそれはすごくお得ですね」(棒読み)
ということが実現できることになる。
反証すらないそれを疑わずに信じてしまうのが闇、
どうせ自分には理解できない領域ならば権威主義で無駄に主張と共有された
情報に支配されていることが正しいという流れに合理化されているのは
人類の必然じゃないかな。
一度失ってしまった繋がりは整理され再びつながる奇跡は宝くじ一等賞
欲しいとなれば、24時間、月月火水木金金で寝ずに働いて論文のためのデータを
作る作業をするための人夫を大勢揃えたいよね。自分のポケットから何かを出すもの
があるわけじゃないから。ポスドクが労働組合を結成することができるわけじゃ
ないしな。
研究者の代わりは幾らでも居ない
しかし雇用を流動化させて1人に100箇所応募させれば
100倍の候補者が居るようにみえる
雇用し続ける義務は会計年度単位で発生する
良いポジションが欲しければ会計年度を気にせずに移るべき
奴隷制の雇用サイクルに嵌る
いまの日本の大学で研究成果が欲しい人はむしろ少数派
(身分にしがみつくためのポーズとして研究)
運営費交付金で雇うと自分のポケットにも影響する
しかし、外部資金が得られなくても奴隷がいないと研究しているフリができない
ポスドクは労働組合を結成できるが、過半数代表権は獲得できない
ポスドクは教員より少ないから
少ないのに余ってるように見せるために助教ポストを潰して、現場が崩壊した
使い捨てというか、その都度雇えば良いだけの仕事とは、
修養や修練がほとんどいらない、即座に誰でも参入しうる仕事であるべきだ。
たとえば、スコップで地面を掘ってネコで運ぶとか、ゴミを拾うとか、草を刈るとか
そういうたぐいの仕事。
何年もの修養や修練を要する仕事に就けた人間をポイ捨てして、チェンジするのは
使う側からすれば損はないかもしれないが、社会的にも、棄てられた側にとっても
損失は非常に大きい。職能を養成するために社会や本人が投じた投資を無にして
良いとこ取りをして、使い捨てにする行為だからだ。
沢山のリンゴを1口ずつかじって棄てて満腹すれば食べた側は満足だろうが、
それらのリンゴを育てるためにかけた労力のほとんどは無駄になってしまう。
専門度の高い仕事を容易に使い捨てにできるようなことを許していたら、
社会的な損失が大きすぎる。大勢採用されているからと思ってそういった使い捨て
にしている産業に志願して入り込むのは危険。使い捨てにする側は何にも
痛みもコストも払わずに彼にとっていいとこ取りすることが許される仕組みが
間違っている。それが新自由主義とかいうのかな?
プロ野球選手100万人計画とかいうのを打ち上げてプロ野球の選手を100万人
養成するために、中学高校から野球の特訓をしてプロ野球に選手を入団させて
いけば、たしかにプロ野球の選手としてスーパースターが沢山生まれるだろう
けれども、ほとんどの人間は二軍三軍はおろか、プロ野球選手にもなれないだろう。
社会の需要がない、ご飯が食えなくなるのはほぼ明らかなのに、そんなに人材
を供給するのは間違っている。得をするのは野球選手を雇う側だけだ。
社会は大損してしまう。他の仕事に就くのなら野球にかけた時間をその別の仕事の
為の訓練や勉強に投じれた方が良かったからだ。野球選手として食いあぶれた
人が低賃金労働者になることで、よろこぶ側もいるのかもしれないが。
サービスを始めて、そこに登録しないと大学側も雇用しないというような
結託した関係を構築してしまうのだろうな。
金融とブランディング
「なんか凄そう」で株価は動くんだから、実際に凄い必要はない
能力と権利を切り離すことがデマゴーグの目標
活躍の取っ掛かりだから使い捨ては仕方が無いが、無能が終身雇用なのはおかしい。
どんな人でも無能と同じ結果しか出せない