大腸を使って小腸の再生成功 動物実験で 慶応大などのチーム
栄養の吸収を担う小腸の機能を大腸を使って再生することに動物実験で成功したと、慶応大などのチームが25日、英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
病気で小腸を切除し、栄養吸収が十分にできなくなった場合の根本的な治療法は現在、小腸移植しかない。
研究チームは「構造が複雑で不可能と言われてきた小腸の再生医療につながる可能性がある」と話す。
小腸は栄養や水分を吸収する生命維持に欠かせない臓器。表面が絨毛(じゅうもう)と呼ばれる長さ約0・5ミリの突起で覆われており、そこから栄養などを吸収している。
佐藤俊朗・慶応大教授らのチームは、ラットの小腸の細胞を培養して、小腸上皮の基となる細胞を作製。
切り取った大腸組織(約3センチ)の表面をはぎ取って、この細胞を注入した。
細胞注入後の大腸組織を、小腸を切除したラットの大腸の入り口付近へ移植したところ、消化液などの流れによって表面に小腸特有の絨毛ができた。
さらに、本来大腸にはない、脂質を吸収するためのリンパ管ができ、内容物を押し出すぜん動運動も確認できた。
移植を受けたラット7匹のうち6匹は19日以上生存し、2匹は体重も増えた。
一方、小腸ではなく大腸由来の細胞を注入した大腸組織を移植したラット4匹は体重も増えず、移植後10日以内に死んだ。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
毎日新聞 2/25(木) 9:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4bfd7b274c846d39246647f6b547f446c7a199f
引用元: ・【再生医療】大腸を使って小腸を再生、ラットで成功 慶大など(Nature) [すらいむ★]
それやな
記事に紛らわしい点がありますが、
>さらに、本来大腸にはない、脂質を吸収するためのリンパ管ができ、内容物を押し出すぜん動運動も確認できた。
語順のせいで誤解を与えかねない文章になっていますが、内容物を押し出す蠕動運動は大腸でもあります。
蠕動運動自体は食道・胃・小腸・大腸すべてで起こります。
「移植部位では内容物を押し出すぜん動運動も確認され、さらに本来大腸にはない、脂質を吸収するためのリンパ管新生も認められた。」
ということでしょう。
何が人の命を尊べたりしよう
基本的に癌は無いみたいやし
「部品が違いますよ」とかで拒絶反応はないのだろうか?
自家移植は「皮膚の下に胃を移植することも可能」である、とのこと。残酷な話だが、この実験結果の出元はナチスドイツの実験。