鉄の吸収を促進、安価な肥料開発 徳島大など
徳島大学や愛知製鋼などは、農地に不向きなアルカリ性の土壌で農業を可能にする肥料を開発した。
イネ科の植物が根から出す成分を改良した。
植物が育ちにくい土地での食料生産などに役立てたい考えだ。
世界で約3分の1を占めるアルカリ性土壌では、鉄分が水に溶けない水酸化鉄として存在する。
植物が根で鉄分を吸収できず、農耕に適さない。水...
(公開部分ここまで)
日本経済新聞 2021年3月21日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70136370Z10C21A3MY1000/
引用元: ・【農業】不良土壌でも農業を可能に 安価で環境にも優しい新肥料を開発 徳島大など [すらいむ★]
できないんだろうな
アルカリ性土壌は乾燥地
特に冷温帯の乾燥地に多いからなあ
窒素肥料も当初は画期的だったんだよなー。
>>1
徳島大学
https://www.tokushima-u.ac.jp/docs/24881.html
【背景】(抜粋、適宜編集)
アルカリ性不良土壌で水酸化鉄を溶かす、農業用の鉄キレート剤の開発がこれまで精力的に行われてきました。
これまでの人工鉄キレート剤では十分な効果は得られず、また土壌に残留するため環境への負荷が懸念されていました。
一方、イネ科植物の根からはムギネ酸と呼ばれる鉄キレート剤が分泌されています。
これを人工的に合成すると非常に高価であり、また土壌中で微生物によって急速に分解されてしまうという欠点もありました。
【研究手法】(抜粋、適宜編集)
これまでに、ムギネ酸の類縁天然物である「デオキシムギネ酸 (DMA)」の効率的な化学合成による供給を達成しました。
今回の研究では、原料の一部を変更して化学合成した「プロリンデオキシムギネ酸 (PDMA)」がさらに優れて有用であることを見出しました。
【研究成果】(抜粋、適宜編集)
原料の一部を代替させた L-プロリンは安価に入手できるため、PDMAの合成コストが DMAの 1/1,000 〜 1/10,000まで削減可能となり、
また、細胞試験によってPDMAはイネのみならず、トウモロコシやオオムギなど全てのイネ科植物にも有効であることが示されました。
PDMAの大量供給を受けて、アルカリ性不良土壌のパイロット圃場にてイネの屋外栽培試験も実施されました。
その結果、PDMAが既存の鉄キレート剤よりも約10倍程度の優れた鉄欠乏回復効果を示すこと、
またPDMAの添加により、実際のアルカリ性不良土壌でコメが収穫できることが示されました。
写真:アルカリ土壌畑におけるイネへの鉄供給効果 (散布してから4週間後)
https://www.tokushima-u.ac.jp/fs/2/3/6/5/0/7/_/zu2.jpg
(左)鉄剤なし・(右)PDMA使用
鉄剤なし
https://www.tokushima-u.ac.jp/fs/2/3/6/5/0/7/_/zu2.jpg
PDMA使用
https://www.tokushima-u.ac.jp/fs/2/3/6/5/0/9/_/zu3.jpg
本来は昼夜の気温差が大きい
つまり稲の生育にその点だけなら向いているのが温帯の乾燥地だ
それが水も足りないが土壌も良くなくて開発出来なかった
これでこの地域で少しでも食料生産ができる
つ 鶏糞
鶏糞はアルカリ性だから駄目じゃねえ?