【認知科学】自殺を考える人は「時間の流れが遅くなっている」ことが判明！

自殺を考える人は「時間の流れが遅くなっている」ことが判明（アメリカ）

先日、2020年の小中高生の自殺者数が479人（前年の41.3%増）と過去最多を更新したニュースが日本で報道され、話題になりました。

自殺原因は、進路の悩み・学業不振・親子関係の不和など様々でしたが、自殺に踏み切る心理状態には何か共通する点があるのでしょうか。

ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校はこのほど、「自殺リスク」と「時間感覚」との間に関連性があるかを調査。

その結果、自殺未遂者は、主観的な時間経過が遅く感じられることが判明しました。

時間感覚の遅延が、脱現実・離人症の状態に追い込み、自殺願望を増幅させている可能性があるとのことです。

研究は、学術誌『European Neuropsychopharmacology』に掲載されています。

（以下略、続きはソースでご確認下さい）

ナゾロジー　2021.03.06
https://nazology.net/archives/84362

楽しいことをしてるときはあっという間に時間が立ってしまう

の逆というだけな気がするが

人間および哺乳類の脳は、自覚できる論理思考をする
大脳新皮質と、緊急時に反撃や逃走を促す感情を発行
する旧皮質古皮質の主に二種類の脳が相互に制御を
取り合って動いている。

後者の脳は、判断に時間のかかる論理思考を飛ばし、
逃げる反撃するという緊急時の行動を瞬間的に促す、
緊急システムという位置付けだ。

鬱は原因は様々だけど、自分から心が塞ぎ込み、明朗
な思考ができなくなるタイプは、ほぼ旧皮質古皮質の
脳の活性化が、何らかの原因で元に戻らなくなる状態
と考えられている。つまり、危機を感じ動かなくして
問題をやり過ごすために鬱感情を発行する脳の仕組み
が、暴走している状態ということだ。

この状態は上で書いた通り、緊急時のシステムのため、
脳の緊張を促し、時間の経過も遅くなり、神経質にも
なり、過度に疲労する。もし上で挙げてる現象も、
鬱状態からの希死念慮ということであれば、同じく
旧皮質古皮質の感情による緊急システムが働いたまま
になっているという可能性が高い。